事例

介護サービスを受けることにより、生活やお身体の悩みに対する解決策を見出す

B様

後期高齢者となった75歳のB様は、お一人で在宅生活を送っていました。ご主人は数年前に他界され、娘さんは結婚されてから遠方で生活しています。

近頃、足腰の力が弱くなっているのを感じていました。そんな中、新型コロナウイルスの感染予防のために外出を最小限にし、ほとんど家の中で自粛生活を送っていました。

しかし、自粛生活が長期化するにつれ活動量も極端に低下し、筋力や体力が更に衰えていきました。

そんなある日、近所のスーパーで買い物をした帰り道にふらついて転んでしまいました。

買い物した荷物の重さでバランスを崩したことにより、転んでしまったのです。打撲して青アザができてしまいましたが、骨折はしませんでした。数日で痛みは消失しましたが、B様はお一人で外に出て歩く自信がなくなってしまいました。誰かが付き添ってくれれば良いのですが、近くに頼れる人がいません。

この状況を心配された娘様からBrotherhoodに「母が心配なのですが、何か良い手段はありませんか?」と相談がありました。

 

まず、私たちは、B様に直接会いに行き、お話を聞きました。

B様は、「足腰が弱くなり、歩けなくなってしまうのではないか。」「1人暮らしなので誰にも頼れない。」「他界した主人のお墓参りに行けていない。」といったお悩みを話されました。

介護保険サービスを受けるための要介護認定を受けていなかったので、まずは、役所に相談してケアマネージャーを紹介してもらいました。

ケアマネージャーが、B様に必要なサービスを検討し、ケアプランを作成してくれました。このプランに沿って訪問介護のヘルパーさんが買い物や片付けをしてくれ、訪問リハビリテーションを受けることで筋力や体力を向上させる訓練を始めることになりました。

介護サービスを受けることにより、生活やお身体の悩みに対する解決策を見出すことができました。

そして、B様のご希望で挙がっていたご主人のお墓参りについては、保険内のサービスでは時間や内容の制限があるので、Brotherhoodで対応させて頂きました。

B様のお住まいの東京都大田区からお墓のある東京都多摩地区までお車でお連れしました。道中は、ご主人と一緒に良く聴いていた美空ひばりさんの歌を聴きながら向かいました。

墓地では、砂利道や石段などで足場が悪いので、当社の理学療法士が介助しながら安全にお参りをしました。

朗らかな表情のB様と再会したご主人もきっと喜ばれていたでしょう。

所要時間 5時間ほど
使用機材 車椅子
スタッフ 運転手・介助者 2名
費用例
福祉車両・交通費 ¥20,000(運転手込み)
車椅子使用料 ¥500
スタッフ×2 ¥6,000×2=¥12,000

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